2013年7月25日木曜日

有期雇用契約だからって簡単に切れないんやで、労使互いに

理系と学生の多いと思われるはてなブックマークで法律がらみの問題になるとしたり顔で「俺の考えた法律」を解説する自称リアリストが大量発生する。インターネットにおける毎度おなじみの光景の一つやね。

 今回の舞台は、ベローチェでの雇い止め問題。
 喫茶店チェーンの「カフェ・ベローチェ」を雇い止めになった有期雇用の女性(29)が23日、従業員としての地位確認を求めて東京地裁に提訴した。会社側から「従業員が入れ替わらないと店の新鮮度が落ちる」と言われたとして、損害賠償など227万円の支払いも請求した。
 訴状などによると、女性は2008年7月以降、千葉市の店舗で計4年11カ月勤務。3カ月ごとに契約を更新していたが、12年3月に会社から契約更新の上限を15回にすると通達があり、13年6月に雇い止めを通告された。
 はてなブックマークをのぞいてみると、いつもどおりの展開や。
「でも常態化してるとは言え、「有期」だよね。」
「こんな訴訟が通るなら法律とは一体何なんだ。3ヶ月ごとの契約更新であるから、1か月前に通告すれば雇用契約は終了するが1年以上前に通告しており、完全に適法である。」
「有期雇用だったのに正社員と同等の権利を求めるのはおかしいのでは?4年11か月の間、正社員になるための努力してたのかね?」 http://b.hatena.ne.jp/entry/mainichi.jp/select/news/20130724k0000m040086000c.html
少々厳しい物言いをさせてもらうが、「努力してたのかね?」などとのたまうのならば、有期雇用契約関連の諸規定ぐらい調べてからものを言ったらどうかね?この件は「完全に適法」などではないよ。ふつーに「どちらかといえばかなり違法っぽい」話で、多分ベローチェ不利な裁判になるで?自分らが顧問弁護士ならお客の企業は大損やで?

 今回の事例のような、有期労働契約が自動契約更新などの取り決めによって、反復的に継続され一定の実績がある場合には通常の雇用と同等とみなし、契約終了についても一般の解雇と同様の制約があるべし、という確立した判例がある(最高裁判所・昭和49年「東芝柳町工場事件」、最高裁判所・昭和61年「日立メディコ事件」)。さらに、この判例は、2012年の改正労働契約法に「有期雇用の5年ルール」とともに落とし込まれているのだ。

参考)雇止め法理の法定化 新語時事用語辞典  雇い止め法理とは コトバンク  雇い止めに際しての対応

こんなことはまともな会社の人事や法務であれば常識の範囲の話で、つまり、簡単に言えば、シャノワールという会社には、 まともな人事や法務がいないということやねん。いや、これ弁護士にかなり怒られとうで、きっと。

こういうことを書くと、有期雇用契約の意味があるのかとか逆切れしてあさっての噛み付き方をしてくる子がたまにおるからいっとくけど、もちろん意味はあるで?当たり前やんか。ちゃんとしたまっとうな理由があれば、通常の解雇より楽に雇い止め(=解雇)出来るんやから。

例えば、2年の期間の開発プロジェクトのために期間3ヶ月の自動更新で雇用した場合、開発プロジェクトが終了した際に雇い止めすることは問題にはならないと思うで。

これはおまけの話になるけど、 君ら、逆に、働いとる側の労働者に対して雇用者側も逆の期待を寄せているということも理解してないやろ?開発プロジェクトのために期間3ヶ月で雇用したエンジニアから、3ヶ月たったから辞めます言われたら、怒るでマジで!クレームや、クレーム!君らだと逆に淡々とこういうこと言いそうで怖いわ。

2013年7月23日火曜日

宗教票というブラックホール

共産党が癌だとかいう話で、もう一つおかしいのは、不満を持った層が共産党支持者だけと考えるのはおかしくね?ということ。

共産党と支持層がかぶる政党や票田って、どこだか聞いたことはないだろうか?よく知られていることだが、それは公明党をはじめとする宗教票である。

不満が実現しないとか、何も変えないとかいう印象を与えている裏側には、社会への不満を吸収しているにもかかわらず、それを解消しようとしない政治家達に議席を与えてしまう宗教票の問題がある。

そこから目をそらしておいての共産党批判は全く笑止千万な代物である。 まさに「為政者への不満だけを吸い上げる」ブラックホールが、公明党であり宗教票ではないんかいの?

2013年7月22日月曜日

議席をどれだけ多く取るかというゲームと政治を認識しているから共産党の価値が分からない

帷子川だ。

新進気鋭の思想家であるところの東浩紀氏の、こんな tweet が話題を呼んでいる。
共産党は日本の癌だ。共産党の主張が悪いというのではない。絶対に為政者にはならないという安心感のもとに、為政者への不満だけを吸い上げる党という存在 がある、その事実が日本の政治をひどく損ねている。共産党の批判は決してぶれないから、そこに不満が流れ込む。でもそれはなにも変えないのだ。
https://twitter.com/hazuma/status/358984438501224448 
そもそも東の言う為政者の定義がよくわからない。

まあ確かに共産党が議席を過半数とって日本の国家の政権をとるということは考えがたいが、地方自治体では知事や市長が共産党の支持を受けていたり、共産党が与党であることなどはさほど珍しくはない。そういう自治体でも、東は共産党は彼の言うところの「為政者」ではないと言うのだろうか?
東の言う「為政者」が、すなわち国政の担い手だとするのならば、繰り返しになるが、確かに共産党が国政の担い手になるのは考えがたいが、しかし、だからといって「何も変えない」などというのは、議席をどれだけ多く取るかというゲームと、政治を誤って認識しているからなのではないか?

福島第一原発の危険性を国会で繰り返し指摘した共産党の吉井英勝前衆議院議員の活動は、既に政治的な関心のある人々の人口に膾炙して久しい。残念ながら吉井の指摘は実を結ばず311を迎えてしまったが、それをもってして「何も変えない」などと評価することは不当であろう。

福一では追給は実を結ばなかったが、2000年代後半に共産党が激しく追及した偽装請負問題では、偽装請負の規制強化は実現され、クリスタルやグッドウィルなどの問題の多い企業を追い詰めることが出来たことは否定できない事実であろう。これでも「何も変えない」のであろうか?

クリスタルグループはマスコミへの恫喝訴訟の常習犯で、「この訴訟提起の乱発により、偽装請負の社会問題化が数年遅れたとも指摘されている」。スポンサー関係などの縛りを持たない共産党と赤旗がいなければ、偽装請負問題の一定の解決は今に至っても見なかったかもしれない。

共産党が、少数政党が「何も変えない」というのは、不当な言いがかりであるのだ。

2013年7月21日日曜日

モラトリアムだってええやんか

大学進学率問題をちょっと掘り下げようと思っていろいろ調べているうちに、こんな記事を発掘したよ。

  「下流大学」を切って進学率20%にしたらどうなるか - kentultra1の日記

2009年の記事やけど、いわゆる大学進学率は低くてもいい論者が言い出しそうなことはあらかた入っているように思うで。

「最大で、160万人年の労働力アップ・1.6兆円の消費拡大」とか打ち上げている労働力云々にしても、現在の企業が求めている労働力は、なんぼ言うても大卒者程度の知識と知力・学力を求めているということを視野に入れていない偏狭な意見に思う。

※諸外国で大卒者と高卒者の給与の差が大きくなっているのはその現れ。日本では差がそれほど顕著ではないのは、曲がりなりにも大学進学率の向上が企業の高度な労働力への需要に応えることができた証拠である。

末尾の反論者を「学歴差別主義者」とでもいいたげな「お願い」は、むしろ、いわゆるFラン大学を偉い勢いで差別しているようお歴々に言ってあげるのが良いだろうに。

特にこけたのは、勉強しない大学生はいらない、いわゆるFラン大学が悪い、モラトリアム許さん、的な記事にも関わらず、偉大なる高卒者としてスティーブ・ジョブズを挙げているところ。

1972年、オレゴン州のリード大学(英語版)へ進学。大学時代の彼はユダヤ・キリスト・イスラム・アニミズム思想・坐禅・食事に心酔し、裸足で校内を歩き、一時は風呂に入らない時期もあったという。またかなりの音楽ファンであり、ビートルズやグレイトフル・デッドなどを聴きまくっていた。ジョブズは大学に半年間通ったが、興味のない必修科目を履修することを嫌がり、「両親が一生をかけて貯めた学費を意味のない教育に使うのに罪悪感を抱いた」ために中退した。しかし中退後もリード大学のキャンパスを放浪し、コーラの空き瓶拾いや心理学科の電子装置修理で日銭を稼ぎながら、哲学やカリグラフィー(西洋書道)など興味のあるクラスだけを聴講するもぐりの学生として過ごし、合計18ヶ月をリード大学に費やした。
スティーブ・ジョブズ Wikioedia
いやいや、ジョブズは単位も取らないで、絵に描いたような自分探し、絵に描いたようなモラトリアムとして、 青春時代を過ごしとるやないですか?

賛同者の多くが大学できちんと勉強しないんやったらムダやと言ってる訳だけど、まさにジョブズのこの自分探しをムダって言ってることと同じことやないの?自分の主張にあった例をせめて持ってこようや。

2013年7月19日金曜日

大学進学率が高すぎるとか言い出すやつはどこぞの工作員だと思う

多分、そういうこと言うやつらって、日本の国力を落とそうと企む中韓のスパイなんじゃないかとわしは思う。そういうととを言うやからに限って、普段中国とか韓国のことばっかり考えているのが最高に怪しい。

そもそもにおいて、日本の大学進学率は別に先進国基準では決して高くはない。というか、むしろ先進国としてはかなり低いレベルであるとさえいえる。それをもってして高すぎるとか言うんだから、たぶん連中はポルポト派か何かなんだろうと想像している。

2013年7月14日日曜日

尊王護憲というあれなあれ

俺は天皇陛下を敬愛していることを公言してはばからない。共産党と政策的に俺がマッチしないのはこの部分なのだが、まあ、今はおく。

今上天皇は、先帝同様、立憲君主としてのあり方を深く理解され、現代の民主国家日本を深く愛しておられると俺は忖度している。日本国の立憲君主という立場の中で、陛下は出来うる限り自らのお気持ちを、俺ら国民に伝えようとしていらっしゃると考えている。

 自民党の極めてとんでもない改憲案を読み、そして、この国の来し方と行く末を思うに、尊王護憲というあれな感じの言葉が浮かんだりするのであった。わしはわしの自由のために、尊王の志士になって憲法の精神を守ったるで!(なんだそれ)
米長邦雄は東京都教育委員会委員だった2004年秋の園遊会に招待された際、125代天皇・明仁に対し「日本中の学校において国旗を掲げ国歌を斉唱させることが、私の仕事でございます」と発言した。米長のこの発言に対し、天皇は「やはり、強制になるということでないことが望ましいですね」と述べた。
翌2005年、記者会見で「昨年の秋には天皇陛下ご自身が国歌斉唱と国旗掲揚についてご発言を述べられました。学校で これらのことを強制的にさせることはどうお考えでしょうか」という質問に対し、「世界の国々が国旗、国歌を持っており、国旗、国歌を重んじることを学校で 教えることは大切なことだと思います。国旗、国歌は国を象徴するものと考えられ、それらに対する国民の気持ちが大事にされなければなりません。オリンピッ クでは優勝選手が日章旗を持ってウィニングランをする姿が見られます。選手の喜びの表情の中には、強制された姿はありません。国旗、国歌については、国民一人一人の中で考えられていくことが望ましいと考えます」と応えている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E6%97%97%E5%8F%8A%E3%81%B3%E5%9B%BD%E6%AD%8C%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E6%B3%95%E5%BE%8B 

2013年7月12日金曜日

続・金子勇氏のこと さすがはてぶのゲスドル!

前回のエントリーへの反応にちょっと返答するで。

”弁護士から「わかってますね?これ以上バージョンアップするとややこしいことになる可能性が高いですよ」と” 自殺者続出の大バグを放置したのは官憲の恫喝ではなく、弁護士さんからの助言による判断故とのこと。
http://b.hatena.ne.jp/nekora/20130712#bookmark-153813382

げすい∑(゚Д゚)!?

さすがはてぶのゲスドル nekora 氏は半端ない。そこにしびれるあこがれる!

逮捕と起訴と7年の裁判というまさに「官憲の恫喝」を現実に喰らった人が、バグを直したらもう一度それを喰らう公算が高いという状況下で、その点を指摘されてバグ直すのを断念したというのは、それは「官憲の恫喝」に屈したとかびびったとか批判することは出来るかもしれないけど、その判断の原因が「官憲の恫喝ではない」と強弁するのは、相当に心が捻じ曲がっているか強烈に頭が悪いかのどちらかではないかと思う。

まあ、前者なんやろうけどなあ。ゲスドルなキャラ作りとしてはすばらしいゲスっぷりなので、ここは素直に感心するべきところなんやろうね、ほんま。いやまじで。

それに、まあ、意味不明な言い換えはともかく、金子氏が官憲の恫喝に屈して、びびって逃げたことは間違いない。その点を批判するならしたらいいと思うし、そこをあえて指摘することには意味があるとも確かに思うで。プログラマーの良心に従うことよりも、彼は間違いなく自分の保身を選らんだんやからね。

俺は、でもそのことを批判できんのう。自分も20代だったら、そういう批判したかも知らんけど、今の年齢やと、ちょっと逃げ腰になった金子さんの気持ちは理解できるわ。氏は、まだ間に合うけど、もう一度喰らったらもうどうにもあかん、って考えたんやろね。でも、結局時間は残っていなかったんやねえ…。

「普遍性」という概念が理解できない

https://twitter.com/nikosugi/status/1273808151398060033?s=21 偉そうに。さして知的鍛錬もしなさそうなのに何様のつもりだ。